
古井 郁恵さん(住まい:高知県)
所属:医療法人防治会 いずみの病院 検査部
<プロフィール>
1974年高知県高知市生まれ。小学校3年からバレーボール(守備はセッター)一筋の青春時代を送るはずでしたが、中学2年の夏、ケガで人生初の挫折を経験しプレーを断念。将来に不安を抱きながら迷走していた高校時代にふと、幼い頃に若い女性の臨床検査技師さんに優しく耳朶採血をしていただいた事を思い出し、憧れを持って地元の短期大学へ入学しました。卒業後は県立病院の非常勤勤務を経て、民間の三次救急病院に就職。技師4年目の春、初の症例報告を経験したことで「仕事とは一生勉強する事」だと悟りました。夫の転勤地で勤めた無床診療所では、子育て環境に配慮いただきながら検査業務の他に受付会計事務・診療補助・レセプト業務などたくさんの経験を積むことができました。夫の帰任を機に勤務した民間小規模病院での病院機能評価機構再審業務が落ち着いた後、現在のいずみの病院で13年勤務しています。松下幸之助の「企業(病院)は人なり」「人材こそが最大の財産」を基として、ルーチン業務をこなしながら輸血や感染対策に関する教育に力を入れ、組合活動にも取り組んでいます。
〇技師関係の資格
認定輸血検査技師、二級臨床検査士(血液学)、緊急検査士、上級健康食品管理士、精度管理責任者、医療技術部門管理資格
〇公職・委員歴等
高知県臨床検査技師会輸血研究班副班長、防治会組合副執行委員長
〇参加者への一言メッセージ
ごく普通の田舎の臨床検査技師です。家事や育児と仕事の両立に悩みつつ、一度きりの人生、迷ったら「やってみる」の精神でキャリアを積み重ねてきました。看護師から採血や患者ケアを、診療情報管理士や医療事務から保険診療の在り方を教わりながら、自分の未熟とともに「医療はチーム戦」を日々実感しています。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第12回

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