小山田 隼佑さん(住まい:東京都)
所属:NPO法人JORTCデータセンター統計部門 部門長
<プロフィール>
山形県出身。2006年4月、東北大学医学部保健学科検査技術科学専攻に入学したものの、臨床検査学の勉強にあまり身が入らず、将来について悩んでいた(挙げ句、1年間の留年&休学)。学部4年時(2010年)、基礎研究をしている医学部の研究室に興味を持ち、大学院入試にも合格。病院実習を経て、ようやく臨床検査技師の仕事の面白さを実感し、やや後ろ髪を引かれつつも、「これから晴れて基礎研究への道を歩める!」と、その研究室にて卒業研究に没頭。ところが12月頃になって、突然「基礎研究で飯を食っていく自分」が想像できなくなり、また悩み始める。卒業研究と並行で、「基礎研究以外で、興味を惹かれる医療系の仕事」を探した結果、「臨床研究(特に臨床試験)を支援する仕事」、その中でも「生物統計家」に強烈に興味を持つ。その上、同年の秋に生物統計学の研究室が出来たばかりだと知り、勝手に運命を感じ、色々と検討・相談の末、転分野という形で移籍。大学受験以降、数学をまともに勉強して来なかった自分を恨みながらも、2013年3月に何とか修士を取得。卒業後、CRO(医薬品・医療機器開発業務受託機関)であるイーピーエス株式会社に就職し、企業治験の統計解析事業の受託業務に従事しつつ、特定派遣という形で外資製薬会社での解析業務も並行して経験。2015年10月から、現職であるNPO法人JORTCにて、研究者主導臨床研究(特に臨床試験)の計画・解析に生物統計家として従事しつつ、2022年3月に博士を取得。臨床検査技師ホルダーの生物統計家は殆どおらず、臨床研究者(主に医師)からも「数学ばかりやってきた人よりも話しやすい!」と言ってもらえることが多いため、今は「臨床検査技師の資格を取得して良かった!」と素直に思えている。
〇技師関係の資格
臨床検査技師
〇その他の資格
日本計量生物学会 実務試験統計家
〇参加者への一言メッセージ
一度も臨床検査技師として働いた経験がありませんので、特に「自分は臨床検査技師になるべきなんだろうか…?」と悩んでいる学生さんに対して、「こういう道を歩んでいるヤツもいるよ!」と知っていただければよいのかなと考えています!
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第6回
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