西川 武さん(住まい:奈良県)
所属:奈良県立医科大学附属病院 病院病理部・副技師長
<プロフィール>
近畿医療技術専門学校(現大阪行岡医療専門学校)臨床検査科の夜間部を卒業。夜間部でしたので、学生時代は臨床検査技師助手として病院で勤務していました。この時代に生理機能検査やMRIによる撮影から検体検査全般に携わることで技師としての技術の基盤を、救急現場での命のやり取りや、多くの患者さんと接することで技師としての思想形成の基盤を得ることができました。その後、奈良県立三室病院に入職し、結婚を機に奈良県立医科大学附属病院に配置転換され現在に至ります。自分で言うのもなんですが、周りと意見は会わず、よく対立していました。しかしながらそのような中でも多くの方々にかわいがっていただき、結果として現在副技師長を担っています。職種は病理です。病理業務は、採取された検体から標本を作製し染色を行う。これら一連の作業の多くは未だ手作業が多く、個々の技師の技術で成り立っている職人の世界といわれています。対して医療の世界は、根拠に基づいた医療 -Evidence-Based Medicine- は当たり前。ということで、私の研究テーマは、根拠に基づいた職人技の伝授です。理屈のない職人技は、西洋医学ではないと思っています。理屈を知ることで一定水準の職人技が伝授できると思っています。理屈を知ることで、科学的に技術が発展すると思っています。
〇技師関係の資格
細胞検査士、国際細胞検査士、2級病理技師、認定病理検査士
〇公職・委員歴等
日本臨床細胞学会 評議員(2018.06~現在)、日本臨床細胞学会 編集委員幹事(2019.06~現在)、奈良県臨床細胞学会 理事(2010.06~現在)、奈良県細胞検査士会 監事(2021.06~現在)、奈良県臨床検査技師会 理事(2010.06~現在)
〇参加者への一言メッセージ
仕事が楽しいと思える。そんな技師で居続けたいと思っています。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第12回
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