関 貴行さん(住まい:千葉県)
所属:日本医療科学大学 保健医療学部 臨床検査学科 教授
<プロフィール>
千葉県勝浦市出身。子供の頃から料理が好きで将来は料理人になりたいと思っていたが、高校に進学してからは医師として働きたい気持ちが強くなり、医学部進学を目指す。そうは言いながら高校時代は部活と遊びばかりで勉強は二の次であり、浪人もしたが医学部進学は厳しいことにさすがに気付く。ただ医療専門職に就きたい気持ちは強かったため他の職種を検討していたが、その際に臨床検査技師について詳しく知ることとなり、東京医科歯科大学医学部保健衛生学科検査技術学専攻に進学した。
当初は検査技師として患者に接する仕事をしたいと思っていたが、4年次の卒業研究を病理学教室でお世話になったことをきっかけに病理検査、そして病理診断学の奥深さに惹かれ、一生病理に関わる仕事がしたいと思うようになる。しかしながら当時は病理検査技師の求人がかなり少ない時代でありチャンスが少なかった。どうにかして病理に関わっていきたいと考えた私は、病理学教室の大学院に進学することにした。大学院生時代に学部生の実習補助に入ることがあり、それを通して自身が学生教育にやりがいを感じることに気付き、教育職を志望するようになった。
大学院で博士号を取得した後、東京文化短期大学(現 新渡戸文化短期大学)臨床検査学科に入職。1年間の勤務の後、文京学院大学保健医療技術学部臨床検査学科に異動し2022年3月まで13年間勤めた。2022年4月から現職である日本医療科学大学保健医療学部臨床検査学科での勤務をスタート。開設2年目の学科で学生と共に日々勉強中。本務以外では母校の同窓会役員としての活動もしており、2019年から会長を務めている。
〇技師関係の資格
二級臨床検査士(病理学)
〇公職・委員歴等
日本臨床検査学教育協議会 編集委員、日本臨床検査学教育学会 病理組織細胞学分科会 副会長、東京医科歯科大学お茶の水会 検査同窓会 会長
〇参加者への一言メッセージ
私は現場での実務経験のないまま教員として勤めています。それは教育においても大きなデメリットであるかもしれませんが、これまでの人生を通して巡り合った素晴らしい方々、時に学生に支えてもらいながら何とかここまでやってきました。私は決して多くの方のロールモデルにはならないと思いますが、15年間の卒前教育を通して考えてきたこと、学生教育にかける思いなど聞いていただければと思います。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第8回
登壇者にご質問がある方は、コメント欄をお使いください。
コメント