佐藤 哲郎さん(住まい:東京都)
所属:国立研究開発法人国立国際医療研究センター国際感染症センター・特任研究員
<プロフィール>
長野生まれ静岡育ち。高校生の時に映画感染列島に触発され、これからはウイルスの時代だと独り奮い立つ。高校2年生の1年間「校庭の土から新種の抗菌性放線菌を見つける」というテーマでDNA解析まで行い、県科学技術コンクール最優秀賞受賞。藤田医科大学に進学してからは感染症の問題に直面している現場を自分の目で見てみたいという思いもあり、長期休暇の度にバックパッカーとして途上国や難民キャンプを訪問した。ミャンマーのエイズ孤児養育施設への訪問をきっかけに、医療系学生による中高生への性教育に携わる。大学卒業後はより広い視点から感染症を捉えたいという思いもあり、JICA青年海外協力隊の感染症・エイズ対策隊員として中米ホンジュラス共和国に2年間派遣され、ユースクリニックでの性教育など予防啓発活動に従事した。中米滞在中にジカ熱のパンデミックに遭遇したものの何もできなかった無力感から、帰国後は都立衛生研究所でウイルス検査に従事した後、国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コースにて感染症実地疫学をon-the-jobトレーニングで学ぶ。2020年からは厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策本部クラスター対策班の接触者追跡チームの一員として事例対応を経験し、現在は国立国際医療研究センター国際感染症センターにてCOVID-19入院患者に対する臨床研究や新興・再興感染症対策に従事している。
〇公職・委員歴等
GOARN(Global Outbreak Alert and Response Network)の疫学班、公衆衛生対応班、検査診断班
国際緊急援助隊感染症対策チームの疫学班、公衆衛生対応班、検査診断班
〇参加者への一言メッセージ
病院の検査部で働いたことがないペーパー検査技師ではありますが、資格は十分に利用させてもらい、やりたいようにやってきました。まだまだ発展途上ではありますが、得られた出会いや環境に感謝し、これからも気の赴くままやりたいことを追求しようと思います。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第8回
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