三好 雅士さん(住まい:徳島県)
所属:徳島大学病院 医療技術部 臨床検査技術部門 副臨床検査技師長
<プロフィール>
香川県出身、38歳、B型。2歳から絵本の黙読を初め、身内から神童と呼ばれる。
物心がついた頃にはその才能は影を潜めており、特に夢もなく、食いっぱぐれがない医療系職種をぼんやり目指す。しかし、いわゆる陰キャなので患者とは触れ合わない仕事を希望。高3の時、将来を心配した母親が臨床検査技師という初めましての職業を見つけてくる。
「現役・国立大学以外に行くなら、父か母どちらの生命保険を使うか選べ。」という熱いエールを受け、徳島大学医学部保健学科1期生として入学、十分すぎるほどの社会勉強を謳歌した後、徳島大学病院に入職。採用理由は「男だったから」とのこと。本気なら炎上案件である。
入職後は臨床化学検査室に配属、大学病院の技師らしく業務・研究・教育に従事する。2011年、血液検査室への異動と共に医科学教育部腎臓内科学分野修士課程に進学、色々あり精神的に病む。イマイチ記憶が曖昧だがなんとか元気を取り戻したようで、引き続き業務・研究・教育に従事する。とにかく実績を積まねばと日々検討に励むが、このままではただの独りよがりの自己満足野郎になるのではと30歳を手前にして気づく。ここから学会・研修会に行く目的が、考え方が、行動が、そしてその後の人生が変わっていった。
現在は検体検査部門を管理する副技師長であるが、欠員や育休が重なり、主任のときよりもルーチンに尽力している気がする。残業すると、世界一可愛い息子と自称可愛いしか取り柄のない妻が寝てしまうのでとにかく早く帰りたいのだが、誰かが仕事をしてくれるわけでもなく、帰宅時にはだいたい散歩待ちの紬(ハスキー)と溜まった家事だけしか迎えてくれないことが最近の悩み。趣味はサバイバルゲーム。数年前まではスキューバダイビングにハマっており、海や陸に潜む、潜りの検査技師である。
〇技師関係の資格
1級臨床検査士(臨床化学)、認定臨床化学者、認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師、分析機器・試薬アナリスト、認定POCコーディネーター、救急検査技師
〇その他の資格
潜水士、大型自動二輪、一般毒物劇物取扱者、衛生工学衛生管理者
〇公職・委員歴等
日本臨床衛生検査技師会 生物化学分析部門中四国支部長・精度管理調査(臨床化学)ワーキンググループ委員、日本臨床化学会 評議員・ピットフォール研究専門委員会委員、日本医療検査科学会 評議員・POC技術委員会委員、生物試料分析化学会 中国四国支部理事、日本臨床検査同学院 2級臨床検査士資格認定試験委員(臨床化学)・POCT測定認定士制度試験委員、日本適合性認定協会 臨床検査室技術審査員(ISO15189)、徳島県臨床検査技師会 理事・生物化学分析研究班班長
〇参加者への一言メッセージ
私のような、いたって平凡な技師が「臨床検査技師100人カイギ」のひとりとして登壇する機会をいただけたのは、ひとえにこれまで出逢ってきた皆様との繋がりによるものです。貴重な機会をありがとうございます。
波乱万丈の人生を送ったわけでもなく、人に自慢できるような振り返りができるでもない…、何を話せばいいものかと考えましたが、聴講者には学生さんも多いと聞いております。たぶん上司は教えてくれない、私が意識していた「仕事のコツ」を共有させていただければと思います。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第6回
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