米田 孝司さん(住まい:大阪府)
所属:京都橘大学・教授
<プロフィール>
昭近畿大学薬学部の学生時代に臨床検査値を診て薬剤を提供できるような薬局を経営したくて、臨床検査技師と薬剤師の免許を取得した。一旦、PL病院の臨床検査部で仕事を始めたが、どうしても臨床検査専門学校を出た同期らに勝てそうもないと感じ、ただ単に医学博士取得という別目線を目標にして国立循環器病センターへ転職した。その間に薬事制度研究会の副会長や他職種(政治家・自衛隊・お坊さん・企業社長・スポーツ関連など)の方と繋がりを持てた。転職祝いも芸能人らにして頂いた。学位取得した後も何ら変化もしない自分に悩みを感じ、オリエンタル酵母工業という臨床検査試薬材料(CRP,NADHetc)の製造や試薬開発をする研究所へ転職すると、学位の力で上級管理職(所長代理)として優遇された。4年後に会社が日清製粉の100%子会社となったので、新設される天理医療大学へ教授として教鞭に立つことにした。人見知りで会話が苦手であったが、幼少の頃は教員になりたいという夢があった。やればできるという現実を知ったので、何事も断らないことにしている。教育は教え育てる事だが、学生を育てる難しさと楽しさを知り、自分の天職と思った。その後は現在の京都橘大学へ臨床検査学科設立準備として行き、今年で6年目となり定年退職を迎える。今になって人の繫がりや何が大切か、何が幸せかを知ることが出来たが、まだまだ悩める検査技師は続きそうだ。
〇参加者への一言メッセージ
こんな力のない自分は色んな繋がりにより育てて貰った。夢はかなうもんですね。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第11回
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