横山 貴さん(住まい:ー)
所属:東京女子医科大学病院 中央検査部 臨床検査技師主任
<プロフィール>
1971年(昭和46年):千葉県船橋市出身、福島県白河市育ち。小・中・高を通して野球漬けの日々。白河高等学校では、県内でも屈指の速球派投手、エースとしてちょっと有名になり、プロのスカウトも観に来るほどでした。学業の方は?野球部は元日を除く364日の練習と試合のため、言い訳ですが・・・な感じ。そうこうしているうちに高校3年生の夏を迎え、部活も引退し、そろそろ進路をどうしようかなと考え始めました。そんな時、資料室で初めて臨床検査技師という職業と仕事の内容を知り、興味を持ったことを今でも覚えています。私の従兄弟に医者が二人いることから、「俺も医学の道に進むことができればいいな」程度の気持ちではありますが、自分の進むべき道、医学の門を叩き、歩き始めました。
学校法人日本医科大学日本医学技術専門学校に入学し臨床検査技師として必要な知識と技術を学んだ。当時、臨床検査技師国家資格を取得するためには専門学校、短期大学、大学がありましたが、私は専門学校、しかも夜学4年制を選択しました。なぜ?って、昼間は病院で研究補助員として働き、夜間は勉強ができる環境、素晴らしい!というのが理由であった。それは真っ赤な嘘、バイト代と親からの仕送り、楽しく生活できることをイメージしていたからだった。おかげで、授業が終わると毎晩飲みに歩き、学生時代から赤いスカイラインに乗ることができた。悪い奴だ。色々と迷惑をかけることもあったが、被害者の会は立ち上がることなく、無事卒業・国家資格も取得すことができました。
1994年4月に東京女子医科大学腎臓病総合医療センター臨床検査室に就職することになった。そこで、これからのキャリアに強い影響を与えた一人の医師と出会う。日常業務とともに研究の日々、腎臓病・泌尿器科学を学び、尿一滴で腎泌尿器疾患を早期に発見・診断ができ、患者の苦しみを取り除くことができる検査法を考案できればと考え、臨床・教育・研究を28年間実践してきました。その間、大学・大学院を修了することによって視野を広げ、業務では医療安全推進部を兼務することになり、当然のことですが安心・安全な医療を提供することの重要性ともう一つは「組織は社会に生かされ、社会に殺される」ということを学びました。 2023年3月より28年間で培った知識と技術を活かし、第二の人生、Second Stageのスタート!教育者として、学生本人の力により道を切り開き、日々研鑚の中から生まれた研究成果を基本に進め、検査技術の向上を目指し、臨床・教育・研究・精度管理などあらゆる方面で挑戦と実践を行い活躍できる人材を育成したいと考えています。研究者としては、海外研究にも挑戦し、私が専門とする腎臓病・泌尿器科学、一般検査学に携わる者として、学位を持った検査部の一員ではなく、検査技術の確立と科学的根拠に基づいたデータを構築することによって、社会貢献を最終目的に世界に羽ばたく大学教員として、挑戦する第一歩をスタート する。
〇技師関係の資格
認定一般検査技師 、細胞検査士、国際細胞検査士など
〇公職・委員歴等
東京都臨床検査技師会 一般検査研究班幹事・班長
日本臨床衛生検査技師会 支部学術部門 臨床一般部門員、認定一般検査技師試験作成 ワーキンググループ委員、認定一般検査技師試験 試験委員、認定一般検査技師制度審議会委員長など歴任
日本臨床衛生検査技師会 精度管理調査ワーキンググループ委員、「医学検査」査読委員、
支部学術部門 臨床一般部門首都圏支部 部門長、腎・泌尿器検査研究会 幹事、日本臨床一般検査学会 理事、都立学校検診検討会腎臓・糖尿病検診検討部会 委員など現在に至る。
〇参加者への一言メッセージ
自分が思い描く夢を掴むためには、段取りに心がけチャンスを創ること。チャンスを創るためには、強靭な肉体、強靭な肉体からは強靭な精神が宿るため。人脈(縁)。承認・感謝、「ありがとう」の一言。あとは「やり切れ!」
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第14回
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