中川 泰久さん(住まい:三重県)
所属:岐阜医療科学大学 保健科学部 臨床検査学科 講師
<プロフィール>
高校の時,交通事故で膝を怪我して半年間入院しながら学校に通う。その時仲良くなったルームメイトと夜な夜な病院内を徘徊探索したのが医療職を目指すきっかけとなった。藤田学園卒業後,陸上自衛隊の衛生科で勤務(理由としては病院実習で目の当たりにした機械化が進み日々同じ作業の繰り返しの検査室と先輩臨床検査技師のフラストレーションのはけ口にされたことで,最初から臨床検査技師としてずっとやっていくよりも若いうちは変わった経験を積もうと感じたため)。自衛隊内で医療職で行くつもりが,ひょんなことから射撃のスキルを見いだされ連隊の射撃選抜選手に転向。長年,衛生隊員スナイパーとしてやってきたが,やっぱり検査技師もやってみたくなり,転職。一般病院職を経て三重大学附属病院に勤務しながら大学院(法医学)に通う(理由は人間の内面を含めて本質を紐解きたかったから)。三重大に在籍中は監察医助手のアルバイトも含め2000体あまりの多種多様な解剖を経験する。現在は岐阜医療科学大学で臨床化学の担当を担っているが,現在でも陸上自衛隊の即応予備自衛官として在籍し大規模災害の災害派遣にも加わった経験がある。見た目おとなしそうで陰キャなので学生からもなめられまくり,授業の休み時間は学生がひっきりなしに訪れてからかわれている。
〇技師関係の資格
臨床検査技師,認定輸血検査技師,緊急臨床検査士,二級甲類臨床検査士(免疫,血液)
〇その他の資格
第一種衛生管理者,一般毒劇物取扱者,危険物乙種,エックス線作業主任者,ガンマ線透過写真撮影作業主任者,第一種作業環境測定士(放射線物質)
〇公職・役員歴等
日本輸血・細胞治療学会I&A(視察と認証) 視察員,県臨床検査技師会臨床化学・血清研究班 副班長,三重県臨床検査精度管理協議会 臨床化学担当委員,三重県臨床検査技師会輸血研究班 班員
〇参加者への一言メッセージ
参加者の皆さんこんにちは!そしてまだ若い方に伝えたいことがあります。現代の社会の風潮は自己に都合の悪い様々なことをオブラートに包み,若い人に出来合いのものを提供することで経験や考えることをすっ飛ばして奪っています。様々な経験は若いうちにしか出来ません。年齢を重ねるごとに自己の安定化を優先して極端なチャレンジをすることがおっくうになります。失敗というのは失敗をしてそこで諦めてしまったら失敗です。失敗から見いだされたものは経験であり次に繋がります。なにくそと思う反骨心と論理的に考えることから様々な経験をつちかってください。
臨床検査技師100人カイギ 登壇回:第7回
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