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臨床検査技師100人カイギ紹介ムービー
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臨床検査技師100人カイギ・第1回が開催されました!

2022年1月23日(日)、臨床検査技師100人カイギの第1回がオンライン開催されました。5人のスピーカーより自分史と思いを共有いただき、参加者同士の意見交換や質疑応答、懇親会など、大変盛り上がりました。今回のイベントでは、全部で143人のお申し込みがありました。

このページの内容

メインイベント:「ストーリー&思いを聞いて気づきを得よう!」

メインイベントは、以下のようなスケジュールで行われました。

19:00~19:20 オープニング
 100人カイギとは(簡単なzoomの使い方説明あり)
 アイスブレイク(5min)
19:20~20:20 スピーカー登壇
 スピーカー1人目(10min)
 スピーカー2人目(10min)
 スピーカー3人目(10min)
(休憩)
 スピーカー4人目(10min)
 スピーカー5人目(10min)
20:20~20:30 休憩
20:30~21:00 ネットワーキング
 ブレイクアウトルーム・感想の共有(10min)
 全体共有
21:00 クロージング
 FBコミュ紹介・次回案内・写真撮影

オープニングでは、100人カイギとは何か?アイスブレイクで参加者同士が自己紹介

オープニングでは、100人カイギについての説明、またzoomや質問ツールUMUの使い方などの説明があり、その後、アイスブレイクとして、zoom参加者はグループで自己紹介を行いました。

スピーカー登壇では、5人の臨床検査技師が思いを語りました!

オープニングの後、臨床検査技師の資格を持つ5人が登壇し、それぞれの思いを語りました。

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First Speaker

MASAHIRO ISHIYAMA
弘前大学医学部附属病院
 石山 雅大さん

所属:弘前大学医学部附属病院 検査部技師長・医療技術部検査部門長・副医療技術部長
<プロフィール>
臨床検査技師100人カイギの運営メンバー。高校卒業後、何にも考えてなく週2のディスコだけが楽しみの不労生活を二年間過ごしていたところ、知り合いの臨床検査技師に連れられ病院見学、そのまま養成学校に受験となった(おそらく四次募集?)。実習先でもほぼ毎日怒られるような状況だったが、卒業後に国立療養所岩木病院(現 国立青森病院)に拾っていただき、その後は山形大学医学部附属病院、弘前市立病院、現在の弘前大学医学部附属病院の勤務となる。業務では生化学以外すべての担当経験があるが、スペシャルでもジェネラルでもない。趣味は車、バイク、ロードバイク、キャンプ、スキー、温泉、ラーメン食べ歩き、カメラ、ミニカー収集(個展開催の経験あり)、森高千里と阪神タイガース、日本酒・バーボンを愛する津軽弁おじさん。100人カイギでは、こんなやつでも技師で飯食っていけるんだと皆さんを元気づけたい。
〇技師関係の資格
認定一般検査技師、精度管理責任者、医療技術部門管理資格、緊急検査技師
〇公職・委員歴等
日臨技髄液検査法編集WG委員・形態検査部門員・臨床検査精度管理協力委員・認定一般検査技師制度試験WG委員、青臨技一般検査・血液検査・生化学検査・遺伝子染色体部門長ほか。
青臨技副会長・学術部長・総合管理部門長、日本検査血液学会評議員、日本医療検査科学会評議員、日本臨床検査技師連盟青森県支部長、青森県医師会精度管理委員、青森県庁精度管理委員、弘前大学理工学部非常勤講師ほか。

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Second Speaker

Kouichi TakaShima
宇都宮記念病院 高嶋 浩一さん

所属:宇都宮記念病院 副技師長
<プロフィール>
妻と一男一女の家族構成です。職場は在籍3年半の宇都宮記念病院の検査部で神経生理、耳鼻科領域の検査に従事し、昨年より副技師長職に就いています。経歴としては埼玉県の東武医学技術専門学校を卒業後、地元の自治医科大学附属病院に入職して順次、臨床工学技士、日本臨床神経生理学会専門技術師、認定技術師の資格を取得しました。その後、埼玉県に新設された自治医大さいたま医療センターの開設準備室から関わり、24年間にわたり勤務しました。そこでは主に生理検査を担当し、その間は一貫して日常検査で得られた症例のデータを解析して学会発表を行い、それを論文にまとめるというサイクルで仕事をしてきました。その成果として『論文、平坦脳波に混入する筋電図』で日本臨床衛生検査技師会学術奨励賞優秀論文賞を受賞し、また、『生理機能検査学実習書』、『生理検査機器の常識』、『脳波・誘発電位検査ポケットマニュアル』などの書籍の共著、および『Medical Technology』、『検査と技術』、『EN看護学生版』などの専門誌における総説、技術解説などの執筆をしました。一方、埼玉県の臨床検査技師会では生理検査研究班班長を経て、学術部長を務め、その功績により埼玉県公衆衛生事業功労者知事表彰を受けました。そして50歳で職場の副技師長職に就きますが、ここから順調だった人生の歯車が狂い始めます。2年後、自信過剰、天狗になっていたのでしょうか・・・、周りの忠告を聞かず、いわゆるヘッドハンティングにより大手外資系医療機器メーカーに転職します。しかし、まったく仕事に適応できず、数ヶ月でメンタルヘルス不調により“うつ状態”になり、1年半で退職しました。それからは何とか食い繋ぐために数カ所、職を転々としますが、長続きせずドンドン落ち込んでいきました。そんな折、知人より「宇都宮記念病院で脳神経外科を新設するが、神経生理検査ができる技師を探している」という救いの手を差し伸べられ、現在に至っています。お陰さまで今は、心身ともに転職前の状態に戻り、とても楽しく仕事をしています。みなさん、くれぐれも転職は慎重にしてくださいね!
〇技師関係の資格
臨床検査技師、臨床工学技士、日本臨床神経生理学会専門技術師、日本臨床神経生理学会認定技術師
〇受賞等
日臨技学術奨励症賞 優秀論文賞、埼玉県公衆衛生事業功労者 知事表彰

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Third Speaker

AKIHUMI NAKAYAMA
岐阜医療科学大学  中山 章文さん

所属:岐阜医療科学大学 大学院保健医療学研究科 保健科学部臨床検査学科 教授、奈良県立医科大学 救急医学講座 博士研究員
<プロフィール>
臨床検査技師免許取得後の最初の職場は県立病院の中央臨床検査部・・・ではなく、この年に附設された救急救命センターだった。そして一人の先生との出逢いから、日中は検査室で臨床検査業務、アフター 5は奈良医大で研究生活の20年間が始まった。研究成果は大阪府立大学農学部で審査いただき博士(農学)の学位を頂いた。学位取得後は、臨床検査技師と博士研究員(奈良医大救急医学)の二足の草鞋を履いて過ごしていた。するとある日の学会会場で「岐阜の大学で臨床微生物学の教員を募集している」との話を頂いた。確認してみるとそれは自分の母校であった。そこで私は学生と一緒に、もう一度勉強をするために母校に転職した。現在、片道3時間の道のりを通勤している。
〇技師関係の資格
認定臨床微生物検査技師
〇その他の資格
普通運転免許 自動二輪運転免許(中型)
〇公職・委員歴等
日本農芸化学会 代議員(平成11年4月~12年3月)
奈良県臨床衛生検査技師会 微生物検査研究班長(平成12年4月~14年3月)
奈良県臨床衛生検査技師会 感染・疫学検査部門長(平成14年4月~17年3月)
岐阜市精度管理専門委員会委員(令和2年4月~現在)
〇参加者への一言メッセージ
出逢いが人生を創ります。前を向いている者には人が集まって来ます。沢山の出逢いで人生を創りましょう!

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Fourth Speaker

EMMY YANAGIDA
慶應義塾大学病院 柳田 絵美衣さん

所属:慶應義塾大学病院検査技術室ゲノム検査室、慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット
<プロフィール>
神戸常盤短期大学衛生技術科を卒業し、臨床検査技師免許を取得。㈱協同病理にて病理検査業務に従事する。その後、神戸大学医学部附属病院病理部、北海道大学病院がん遺伝子診断部、慶應義塾大学医学部腫瘍センターゲノム医療ユニット、病理学教室、その間に順天堂大学大学院医科学専攻にて修士課程を修了し、現在の同大学病院検査技術室・ゲノム検査室配属となる。優れた病理検査技師に与えられる「サクラ病理技術賞」の当時最年少かつ初の女性受賞者。バングラデシュやネパールなど国外での病理技術伝道にも従事。親友の死をきっかけに、がんゲノムの道に進むことを決意。現在は、がん細胞の遺伝子変異を解析する“がんゲノム病理”の仕事に従事している。
これまで、「現場で“パッと”使える免疫染色クイックガイド(医学書院)」や「知っておきたいがんゲノム医療用語集(医学書院)」などを執筆・監修も行い、臨床検査専門誌「検査と技術」ではエッセーを連載中。Yahoo!ニュース個人(IT/科学)でオーサーとして執筆・情報発信中(https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy)。テレビドラマ化をされた漫画「フラジャイル~病理医岸京一郎の所見~(講談社)」では、ゲノム病理技師として登場する「円」のモデルとされている(参考:https://afternoon.kodansha.co.jp/news/5076)。
〇技師関係の資格
細胞検査士、国際細胞検査士(IAC)、遺伝子分析科学認定士、認定臨床染色体遺伝子検査師(遺伝子分野)、二級臨床検査技士資格(病理学)、電子顕微鏡技術認定二級技士
〇その他の資格
毒劇物取扱者、特定化学物質等作業主任者、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者、有機溶剤作業主任者、危険物取扱者 乙種全類、防火管理者 甲種、メンタルヘルス・マネジメント 他
〇公職・委員歴等
東京都衛生検査所精度管理監視指導専門委員(遺伝子部門)
〇参加者への一言メッセージ
学生時代は「超」が付くほどの落ちこぼれ。学校の先生には「臨床検査技師に向いていないよ。」と言われた私でも、「この仕事が天職だ」と思える日々を、・・・そして、多くの方々との出会いと、日々惜しみなく与えていただいている励ましや応援、温かなお言葉のお陰で「世界一幸せな技師」と思える日々を、送っております。今日のこの出会いも、皆さんにとって素晴らしい“きっかけ”となりますように。

STEP
Fifth Speaker

TOMOJI YUNO
北陸大学 油野 友二さん

所属:北陸大学 医療保健学部 学部長・教授
<プロフィール>
生まれは石川県小松市で、学生時代は金沢市(金沢大学医療技術短期大学部衛生技術学科)。学生時代に医学部研究室の実験アルバイトを経験する中で、若い先生たちが深夜まで研究し、日中は診療というそれまでの経験のない異質な光景になぜか惹かれました。ある時、その中の先生より「臨床検査技師は今の結果だけでなく先のことを伝えることが大切」と言われたことが今も鮮明に残っています。45年以上前の話です。
約40年の病院検査部での仕事な中で、新生児黄疸の新しい検査法や尿検査から腎機能の連携について没頭したりしていると定年近くなっていました。そんな頃、現大学医療保健学部の新設置に伴う仕事のお誘いがあり、今日に至っています。臨床検査技師人生の終わりに志ある若い人たちと交流できる幸せと責任に日々、向き合っています。
今の楽しみは、マインドフルファッションの学びになかで、出会う人にギフトの心をどのように装うか、そのような世界で素晴らしい笑顔を求めた道を歩んでいます。
〇技師関係の資格
認定輸血検査技師、認定一般検査技師、日本糖尿病療養指導士
〇公職・委員歴等
北陸大学医療保健学部学部長、石川県臨床衛生検査技師会幹事、生物試料分析化学会評議員、日本糖尿病療養指導士認定機構理事、血尿診断ガイドライン検討委員

ネットワーキングでは、グループ内で感想を共有しました

休憩をはさんで、ネットワーキングの時間には、登壇者の話について、グループに分かれて意見交換を行いました。その後、各グループで出た意見を全体で共有しました。

今回は質疑応答は、懇親会のグループディスカッションで行いました

今回は、スピーカー講演が思った以上に盛り上がり、メインイベントでの全体共有を割愛して、懇親会のグループディスカッションで意見交換しました。

また、質問ツールUMUに寄せられた質問については、後日、質問ツール内で登壇者より回答をいただくこととなりました。

<寄せられた質問の一部紹介>
石山雅大さん宛
・調子に乗っていて怒られたときや、病気で苦しんでいるときに、自分を奮い立たせたきっかけを教えてください。
・御病気をされて大変だったと思います。が、それなのにあれほどの役職を兼務できていたのでしょうか?
高嶋浩一さん宛
・病院から企業へ行かれていますが、企業ではどのような仕事に従事していたのですか?
・数ある検査の領域において、神経生理を主軸とした経緯は?
中山章文さん宛
・若者のモチベイションを上げるのって難しいですが、秘訣はありますか?
・色々な出会いの中で、一つ一つ大切に向き合い自分のものにしていく姿に感激しました!
柳田絵美衣さん宛
・イギリスに行ったのは、スキルアップと目的に仕事として行ったのでしょうか?どうやってそこに決まったのでしょう? 海外指導へはどういう流れで行くようになったのでしょうか?
・とてもすごい活動歴だと思いました!今後の野望などもあるのでしょうか?
油野友二さん宛
・とかくデータだけを見る、マニュアルに従う、そんな技師が増えてるなかで、命の大切さを見つめることを教えるのは大変です。 何かを伝えていきたいと思いました。
・ファッションの取組みはどのようなきっかけで始めたのですか?
その他
・100人カイギを通して誰か一人でも知り合いを作れたら良いなぁ。
・若い方にも積極的に参加してほしいね。
・100人カイギの参加だけではなく、その後も続く関係を作りたい。など

※上記質問の回答について、イベント中に回答できなかったものについては、参加者向けのUMUにて回答をあげています。ご確認ください。

クロージングでは、次回案内など各種お知らせを実施

最後、クロージングでは、次回の臨床検査技師100人カイギのお知らせが行われました。また、現在並行して行われている他職種の100人カイギである看護師100人カイギ診療放射線技師100人カイギリハ職100人カイギについて自身の勤める病院等での広報協力、医療職100人カイギとして行っているクラウドファンディングへの支援依頼、サポーター企業の募集について、アナウンスがありました。

そして、臨床工学技士の学生団体である「TUCES」の石飛航太さんと放射線技師の学生団体である「URTS」の稲盛瑠星さんより学生団体の活動をご紹介いただき、臨床検査技師の学生団体も是非立ち上げていきましょう!ということで盛り上がりました。

最後は参加者で記念撮影

※撮影時、顔出しOKな方へ声掛け後に撮影をしておりますが、もし手違いで顔が映ってしまっている方おられましたら、事務局までご連絡ください。

懇親会:「新しい繋がりを作ろう!」

メインイベント後、zoom参加の方向けの懇親会が開催され、30-40名近くの方々が参加しました。飲食自由で途中退室自由な場として、登壇者やその他参加者同士での交流が行われました。

第1回イベントの参加者内訳どうだったかのか?

 

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この記事を書いた人

KENSA.wikiの管理者 兼 臨床検査技師100人カイギの発起人。臨床検査技師免許取得後、製薬関連企業に就職。その後、海外留学、大学院進学、コンサルティングファーム、大手医療法人の経営戦略・政策責任者を経て、医療経営と医療政策を軸にしたシンクタンクを起業、現在に至る。日本臨床衛生検査技師会の認定資格制度「医療技術部門管理資格」の企画・運営に従事し、大学では非常勤講師として医療リスクマネジメントを教える。専門は医療経営、医療政策、医療ITなど
https://twitter.com/kambetsubasa

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